- 注文住宅の和室は必要かいらないか
- 注文住宅の和室を選ぶ時のポイント
- 和室をつくる時の注意点
をまとめました。
注文住宅の和室は必要?
必要って意見
- 二世帯住宅でご両親(祖父母)と住む場合
二世帯住宅を考えてれば、和室が必要。
両親(祖父母)の多くは、和室で育っているため、和室(畳)での生活が落ち着く方がほとんどです。
また、アイロンや洗濯物を畳むなどの家事スペースとして、
和室を利用することが多かった人は、なくなるとやりづらさを感じます。
後悔しないよう、今後、二世帯住宅をする可能性があるなら両親の意向を聞いてみると確実です。
- ベッド派ではなく、布団派の場合
寝るときは、布団かベッドか、どちらにするかです。
新築を計画している段階で、布団かベッドかを考える必要があります。
もし、布団のほうが寝やすいのに、寝室をフローリングにしたら後悔します。
- 床は硬いし
- 押し入れもない
ので、布団を収納するスペースもなくなります。
布団派の方は、和室が必要ですよ。
- 小さい子供や、来客が多い場合
子供がまだ小さいと、遊びスペースが必要ですよね。
結局クッション性のあるマットを、購入することになります。
また、来客が多い場合、フローリングだと椅子やマットを出さなければいけませんよね。
でも、畳の場合は急な来客があっても、気にせず畳にご案内できます。
特に、長期休みに親せきが集まる家は、和室があると便利です。
いらないって意見
- そもそも洋風の建物の場合
最近では、和風ではなく洋風の建物が増えていますよね。
洋風の建物に和室が入ると、違和感が出てきます。
特に同じフロアに和室が入ると、カーテンや照明なども和風ですから、洋風の部屋から見ると、後悔する場合があります。
もし、畳だけが欲しい場合は、壁紙や照明等をモダンな感じにすることで、違和感をなくせます。
- 布団派ではなくベッド派の場合
新築を計画する段階で、布団で寝るかベッドで寝るか必ず決めておきましょう。
畳の上にベッドを置くと、へこみやカビの心配があります。
布団は干すことで、カビ対策ができます。でも、ベッドは動かす機会が少ないので、畳とベッド下の間に湿気がこもり、カビの発生に繋がります。
掃除も大変になるため、ベッド派には和室は必要ないかも。
- 使い道が定まらず、和室が物置になってしまう
寝室が和室ではない限り、和室を毎日使用することはありません。
客間として使うなど、頻繁に使用することがない場合は、次第に物がたまり始めます。
物がたまってくると、急な来客の時に片付けができず、結局、リビングでお茶をすることになりますよね。
ってことは、和室を無駄にしてしまうので、必要ないということになります。
注文住宅の和室を選ぶ時のポイント
和室がいるべき人
小さいころから和室で育った人
祖父母や、両親が子供の時は、ほとんどが和室で生活していたはずです。
何十年も和室での生活を送れば、和室のほうが使い勝手がいいでしょう。
新築を建てるからと言って、急にフローリングの生活にしてしまうと、気づかない間にストレスがかかる可能性があります。
外観だけで決めずに、計画の段階で後悔のないように気を付けましょう。
伝統的な仏壇がある人
代々続く大きな仏壇を、持ってる人も多いですね。
今は、洋風の家用に、
- 仏壇が見えないようにする扉をつける
ってことも可能になっていますが、結局、開け閉めが面倒になり、開けっ放しで生活します。
そのうえ、伝統的な仏壇がある家は、お盆やお正月に必ず人が来て、線香を立てますよね?
そんな時、フローリングに座るのは日本人として抵抗がありませんか?
また、法事をやる時もフローリングでは違和感があるので、和室をおすすめします。
地べた生活が好きな人
床に座って生活をすることは、日本人の特徴でもあります。
ソファを置いてあっても、床にごろんと寝てしまう人は、畳がある和室が必要ですよね。
フローリングだとカーペットが必要ですが、畳は何の抵抗もなく横になることができます。
和室がいらない人
そもそも和室の使い方が思いつかない人
- 仏壇もない
- 来客も少ない
和室がなくても生活できる人には、和室は必要ないと言えます。
親御さん用に、友人用にと、わざわざ和室を設けても、意識していないと物置になってしまいます。
日本人だからと言って、無理に和室を作らなくてもいいと思います。
椅子やベッド生活に慣れている人
ソファやダイニングテーブルを計画している人には、和室は必要ないと思います。
和室の特徴は、
- 床の間
- 障子
- 襖の空間
に畳があることです。
そこに、テーブルと椅子はどうしても合わないのです。
床に座る習慣がない人には、和室は必要ないでしょう。
掃除が苦手な人
和室は、フローリングとは違い、掃除が少し大変。
障子は年数が経つと、黄ばみが気になります。
また、小さい子供がいる家庭は、必ず穴を空けられます。定期的に障子の貼り換えが必要です。
畳みは、掃除をしないと、カビやダニが発生しやすいです。食べかすや、ほこりがないように、定期的に掃除が必要に。
そのため、掃除が苦手な方にはおすすめしません。
注文住宅で和室をつくる時の注意点
注意点
使用しない場合は、一部屋分、無駄なお金を支払うことに
もし和室を作ったけど、結局あまり活用していない場合、かなりの損をしてしまいます。
家を買うとき、一坪いくらで購入しましたか?
- 例えば、1坪50万円の場合
6畳の和室なら、、計3坪使用する(1坪は畳2枚分)ため、
3坪の和室を無駄にした場合、150万円を無駄にしたことと同じです。
畳は貼り換えが必要!
和室の特徴でもある畳ですが、実は定期的に貼り換えが必要です。
3・4年で畳が日焼けをしてきたら、畳を裏返して使用します。
また、畳が黒く、擦り切れてきたら、早めに井草の貼り換えをしなければいけません。
もし、何十年と放置すれば、新しい畳を購入しなければいけません。
フローリングとは違い、メンテナンスが必要です。
畳は紫外線で日焼けします
畳は井草という植物でできています。
植物ですから、葉緑素という、緑色の色素を持っています。
葉緑素は紫外線が当たると、茶色に変化していきます。
全体が一緒に変化していくならまだいいですが、日に当たる部分だけが茶色になってしまうと、見た目が良くないですよね。
日当たりのよいところに、和室がある場合は、注意が必要です。
失敗談
畳に液体をこぼすと、シミが落ちない
- 小さい子供がいる
- 大勢の来客があった
場合など、ジュースや食べカスを、こぼされてしまう可能性がありますよね。
フローリングなら、拭けば終わりですが、畳の場合は大変です。
また、お絵かきをしていて、クレヨンやマジックで、落書きしてしまった場合も、落とすのが大変です。
リビングと和室を分離した結果、和室を使用しずらい
客間として、あるいは昼寝用にと和室を作ったものの、リビングから離れたところに和室があると、不便です。
- リビングから和室の様子がわからない
- テレビも見えない
- 客も来ない
って状況だと、和室を全然使わない結果に。
もし、畳スペースが欲しいのなら、リビングと隣接させたほうがいいですよ。
段差がある和室にした結果、危険が多い
まだ小さい子供は、和室の低い段差でも危険です。
少し目を離していたら、段差から落ちていた場合もあります。
段差につまずく場合もあるので、高齢者がいる場合も危険です。
また、天井までの距離が短くなるため、空間が狭く感じてしまいます。
悪い点、良い点を知り、本当に必要かを判断しよう
もちろんメリットもあるので、デメリットも理解した上で、
注文住宅の和室がなく、後悔しないように、しっかり検討したいですね。
まとめ
- 注文住宅の間取りの打ち合わせ前に、和室の必要性を話し合おう
- 今、和室を使用する頻度が高いか、どうか振り返ってみる
- 和室の特徴を理解して、無駄にしないように気を付けて
安く家を建てる方法は?
安く家を建てるなら、まずプロに相談 [PR]タウンライフ家づくり
「土地はどこにする?」
「間取りや家の広さは?」
家の値段は、人によってそれぞれ全然違いますよね。
そのため、自分に合った見積もりが必要なんです。
「でも、比較することが多すぎて嫌になる!」
ってあなたへ。
希望を入力するだけで、タダであなたの家づくり計画書を作ってくれるんです。
しかも、600社の注文住宅会社から比較してくれます。
自分で調べていくには、限界があるので、プロに頼むと安心ですね。
たった3分で終わります
↓↓↓
スポンサーリンク