






- 無垢床で後悔してる点は?
- 無垢の床にするデメリット
- 無垢床をやめた方が良い人
- 無垢床をおすすめする人
をまとめました。
無垢床で後悔してる点は?
水に弱くシミになりやすい
意識していてもシミができている
無垢床を検討している人は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
すぐに拭きとれればいいですが、気を付けて生活をしていても、気づかないうちに水滴が飛んでしまうことはあります。
フローリングだと何こぼしても拭けば綺麗になるけど、無垢床だと食べこぼし、油、醤油はもちろんシミになるし水分含ませた雑巾で拭くと木がガッサガサになるんだよ
本当に無垢床は扱いにくすぎてヤダすぐシミになるのが一番イヤだ— き・きき (@ki_kiki_9) April 14, 2022
わが家も、気づいたらシミができている・・・ということもしばしば。
賃貸に住んでいた頃には、気にする必要のなかったことが、ひとつ増えたという感覚です。
素材にによっては傷がつきやすい
針葉樹は傷がつきやすい
無垢床は、広葉樹と針葉樹の2種類あり、それぞれ特徴が違います。
まず針葉樹は、柔らかく、傷つきやすいです。
【針葉樹の例】
- 杉
- ヒノキ
- パイン
- アカマツ
傷がつきにくい素材は、広葉樹
広葉樹は硬く、傷つきにくいのが特徴です。
【広葉樹の例】
- オーク(ナラ)
- 栗
- ウォールナット
- メイプル
- チーク
素材によって色や見た目、特徴が様々あります。「無垢床にしたいけど、傷がつきにくい素材がいい!」という方は、広葉樹から選ぶことをおすすめします。
床が冷たい
広葉樹など硬い素材は冷たい
「無垢床って暖かいんじゃないの!?」と思う方も多いかもしれません。これも無垢床の種類によって、異なってきます。
- 広葉樹は細胞の密度が高く、空気をあまり含まないので冷たい
- 針葉樹は細胞の密度が低く、空気を多く含むので暖かい
わが家では、広葉樹のオークを採用しているので、確かに冬は少し冷たいかな…と感じますが、逆に夏はひんやりサラサラして、とても気持ちよく過ごせています。
何を一番優先したいかを考えて、素材を決めると後悔も少なくなりますね。
無垢の床にするデメリット
コストがかかる
無垢床にするデメリットとして、多くあげられるのがコスト面です。
- 無垢床・・・1㎡あたり約6000円〜2万円
- 複合フローリング・・・1㎡あたり約4000円~9000円
無垢床は、天然の木を切り出して、1枚の床板に加工しているので、貴重で価格も高くなります。
無垢床の中でも、多く流通しているパイン材などは比較的安価で、希少で流通が少ないチークや、ウォールナットなどは高価になります。
「無垢床を使いたいけど、費用も抑えたい!」という場合は、部屋によって使い分けるのも節約ポイントですね。
わが家でも、1階はオーク(1㎡8600円)、2階はパイン(1㎡6600円)と使い分けています。
収縮した隙間にゴミがたまる
無垢床は冬の乾燥などで木材が収縮することがあります。そのため、板と板の間に隙間が生まれ、その隙間にゴミがたまります。
隙間にゴミがたまると、掃除機だけではなかなかキレイにならず、つまようじなどで掻き出す、なんてことも…。
逆に湿度の高い夏は、木材が水分を吸って膨張し、場合によっては反ることもあるようです。
メンテナンスに手間がかかる
無垢床をキレイに保ち、長く楽しむためには、定期的なメンテナンスが必要です。
ワックスやオイルがけをするには、家具を動かして、ひとつひとつ手作業で進めていくことになるので、かなりの労力がいりますよね。
そんな時間も体力もない…という方には、かなり大きなデメリットになります。
無垢のフローリングってご主人が採用したがり、奥様が
「メンテ大変なんだよ??誰が毎年オイル塗るの?あなたやってくれるの?」
って詰め寄るシーン多い(笑)
でも意外と放置してもそれはそれで味わいが出るのが無垢。ここは決断だよね・・・皆さんどう思いますか?無垢床。
— インテリアコーディネーター 就職と転職 (@yukidaiba) June 13, 2022
ひとりで行うには、なかなか大変な作業なので、夫婦でよく話しあって決めたいところですね。
無垢床をやめた方が良い人
- 傷が気になる、神経質な人
後悔ポイントでもお伝えした通り、無垢床はとても傷がつきやすいです。特に柔らかい杉やパインは、物を落としただけでも写真のように、凹んでしまいます。
わが家でも、引っ越し当日、段ボールを引きずって細かな傷がついてしまい、かなり落ち込みましたが、今では無垢床の特徴として割り切っています(笑)
- 小さな子どもがいる家庭や、ペットを飼っている人
我が家は無垢床なのですが、小さい子供がいると本当にぼっこぼこになるので傷とか気にならない人なら良いと思います。今年で築3年です
— おべんと (@Obento_oR04) March 9, 2022
子どもがおもちゃを落とす、落書きをする、水やお茶をこぼす、ペットが粗相をする…などがネックになって、無垢床をやめた方も多いようですね。
- 床暖房を採用したい人
床暖房を入れたい方にとっては、特にデメリットになる部分です。
無垢床に床暖房をいれると、熱で水分が飛び、乾燥して板が変形したり反ったりすることがあるようです。
そのため、工務店によっては無垢床を採用する場合、床暖房を断られることもあります。
無垢床を優先するのか、床暖房を優先するのか、よく考えた上で検討したいところですね。
また、こたつやホットカーペット、ストーブなどでも、同現象が起こる可能性もあるようなので、要注意ポイントです。
無垢床をおすすめする人
素材のバラつきや、経年劣化を楽しめる人
天然素材なので、見た目の色や品質にバラつきがあります。それが無垢床の魅力でもありますよね。
また、年数を重ねていくごとに深みも出てくるので、ただの劣化と捉えず、「味が出てきたな〜」と考えられる人は、無垢床に向いているのではないでしょうか。
メンテナンスを定期的にできる人
定期的にといっても、1か月に1回必要!というわけではありません。ワックスやオイルがけは1年に1回〜2回程度で十分なんです。
少し大変な作業ではありますが、「手のかかる子ほど可愛い!」「愛着が湧く!」と思える方は、メンテナンスも苦にならないかもしれません。
無垢床の肌ざわりが好きな人
何と言っても、無垢床って本当に肌ざわりが最高なんです!ジメジメとした梅雨の時期でも、サラッとしていてとっても気持ちいいです。
わが家では、無垢床を最大限感じるために、LDKにラグは敷かず、わたしも主人も床でゴロゴロしていることが多いです。
特にオークはひんやりして、暑い時期でも、とても快適に過ごせています。
床はお家の印象を決める、大きなポイントになります。だからこそ、無垢床を検討する方は、無垢の特徴をしっかりと理解し、後悔しない決断をしてくださいね。
まとめ
- 無垢床で後悔してる点は、水に弱くシミになりやすい、床の種類によっては傷がつきやすく冷たい
- 無垢の床にするデメリットは、コストがかかる、収縮した隙間にゴミがたまる、メンテナンスに手間がかかる
- 無垢床をやめた方が良い人は、神経質な人、小さな子どもがいる家庭や、ペットを飼っている人、床暖房を採用したい人
- おすすめする人は、素材のバラつきや、経年劣化を味として楽しめる人、メンテナンスを定期的にできる人、無垢床の肌ざわりが好きな人
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