- 注文住宅のフラット35の流れ
- 注文住宅のフラット35の必要書類の一覧
- 注文住宅のフラット35を申請する時のポイント
- フラット35を申請する時の注意点
- 注文住宅のフラット35Q&A
をまとめました。
注文住宅のフラット35の流れは?
事前審査
- 本申し込み前に事前審査が必要
フラット35を申し込む前に、金融機関へ事前審査の申し込みをします。購入する物件、借り入れ金額が決まったら事前審査を受けます。事前審査で借り入れが可能と判断された場合、本申し込みになります。
本申し込み
- 結果が出るまで1~2週間
借り入れ申し込みをした後は、融資ができるか審査があります。本人に対しての審査は事前審査で情報がわかっているので、主に審査されるのは住宅自体です。
住宅が基準をクリアしているか審査されるため、検査機関による設計審査や現場審査が行われます。確認事項がある場合や、書類に不備がる場合、金融機関から連絡があります。
審査結果の知らせ
- 審査を通過したら次の準備へ移る
最終的な融資の判定が行われた後、審査結果について連絡があります。審査に通った場合、金融機関から契約日程や準備する物、必要事項の案内があります。
借り入れ契約
- 必要書類を準備しておく
準備した各書類を元に、正式な借り入れを契約します。金融機関にて執り行います。
融資の実行
- 多くは引き渡し後に実行
金融機関の銀行口座へ融資金が振り込まれます。毎月の返済は自分の銀行口座から引き落とされます。
注文住宅のフラット35の必要書類の一覧
本人確認書類
- 住民票
申し込み時に同居している家族全員の記載があり、本籍やマイナンバーの記載がないものを用意してください。
- 健康保険証(コピー)
裏表住所欄記入済のものが必要です。
- 運転免許証(コピー)
有効期限内の物を両面コピーしたもの。運転免許証を持っていない場合は、パスポートか写真付き住民基本台帳カードのコピーを提出してください。
適合証明書
- 建物が技術基準に適合していることを証明する書類
適合証明書を取得するために、省エネルギー性・耐震性・バリアフリー性・耐久性・可変性のいずれかが建築基準法よりもランクの高い建物である必要があります。
建築会社経由で取得できるので、フラット35を考えている場合は早めに相談しましょう。
ローン借り入れ申込書
- 【フラット35】長期固定金利型住宅ローン借入申込書
申込書は取扱金融機関で用意されています。ハウスメーカーで準備している場合もあるので、やり取りしやすい方で申込書を取得してください。
所得を証明する書類
- 源泉徴収票
直近1年分のコピーを準備してください。
- 住民税課税決定通知書または収入金額記載の住民税課税証明書
原本を直近2年分準備してください。
建設費の確認書類
- 工事請負契約書
建物の工事請負契約書のコピーなど、建築費が確認できるものを準備してください。
- 配置図
接道と敷地内の建物の配置が確認できるもののコピーを準備してください。
- 間取り図
間取り、床面積、総延床面積が記載されているもののコピーを準備してください。
土地所有の確認書類
- 土地売買契約書
土地の取得についても借り入れをする場合は、土地の売買契約書のコピーも準備してください。
各金融機関で必要な書類
以上で紹介した書類以外に、各金融機関で必要な書類が別途ある場合があります。必ず借り入れ先の金融機関に確認をとるようにしましょう。
フラット35を申請する時のポイント
利用条件を満たしているか確認する
年齢
申し込み時の年齢が満70歳未満の人。
年収
400万円未満の場合年間合計返済額は年収の30%以下、400万円以上の場合年間合計返済額は年収の35%以下の条件があります。
例えば年収300万円の人は、年収の30%以下となる90万円以下が年間に借りられる額です。35年ローンを組むと3150万円が、借り入れ可能金額になります。
借入額
100万円以上8000万円以下。
借入期間
15年以上35年未満。または、15年以上で80歳になるまでの期間。
上記のうち短い方の年数が上限の期限です。
住宅の床面積
70㎡以上の住宅。
国籍
日本国籍の人または永住許可を受けている外国の人。
審査に通るかシミュレーションしてみる
フラット35の公式サイトでシミュレーションが可能
フラット35の公式サイトでは、フラット35を利用できるかチェックできる診断が用意されています。
年齢、年収、他の借入金、住宅の種類、面積、借入希望額、返済期間、融資金利、返済方法の9項目を入力すると、条件による総返済額などが見えてきます。
利用できるか不安な人は、簡単なので一度チェックしてみるといいですよ。
注文住宅のフラット35を申請する時の注意点
変動金利と比べて金利が高い
フラット35は完済まで全期間固定金利です。固定金利は変動リスクがないため、変動金利と比べると金利が高めに設定されています。
例えば変動金利が0.75%でも、フラット35は金利が1.2で固定されていたりします。
同じ3000万円借り入れ35年で返済する場合、フラット35は3676万円、変動金利は3412万円と、単純に264万円の差が出ます。
返済期間中に金利が上昇しなければ、フラット35の方が支払い額が大きくなります。
金融機関によって適用金利、融資手数料が異なる
同じフラット35でもA銀行とB銀行の金利が同じとは限りません。
一つの金融機関だけを見て決めてしまわず、複数の金融機関を比較して、一番金利が安い金融機関を確認しましょう。
狭小住宅ではフラット35が利用できないことも
フラット35に利用条件に住宅の床面積が70㎡以上と記載されています。約21坪ほどの家になります。
最近ではシンプルでコンパクトな暮らしを理想とし、20坪ほどの小さな家を建てる人が少なくはありません。
21坪以下の家を建てる場合は、フラット35が利用できないので注意しましょう。
注文住宅のフラット35Q&A
フラット35が向いている人は?
預貯金が多くない人や堅実に返済したい人
フラット35が向いているのは、預貯金が多くない若年層の人や、極力リスクを抑えて堅実に返済をしようと考えている人です。
預貯金に余裕がある人や定年が近い人は変動金利の住宅ローンの方が向いている場合があります。
つなぎ融資は不要?
融資が必要な場合は手続きができる
住宅にかかる費用には様々な段階があります。土地購入金、着工金、上棟金、施工金、住宅引き渡しの際に最終金を支払います。
資金に余裕があればつなぎ融資は必要ないですが、必要な場合は融資が受けられます。
審査期間はどれくらい?
1~2週間程度
フラット35は、一般的な住宅ローンよりも審査期間が長い傾向にあります。金融機関と住宅金融支援機構の2カ所で審査をするためです。
1~2週間はかかるので余裕を持って申し込みしましょう。
勤務年数の長さは問われない?
勤務年数の長さは重視されない
フラット35の審査では、勤務年数について銀行の住宅ローンほどは重視しない傾向があるようです。
でも、勤務年数が長ければ返済が滞りなくできる人と判断されるのは、銀行の住宅ローンと同じです。
過去にクレジットカードや公共料金を延滞していたら審査に通らない?
通りにくくなる
住宅ローンの審査が通らない最大の理由は、支払いを延滞した過去が大きく影響しています。
延滞すると信用情報機関に履歴が残ることがあるので、日頃から個人の信用情報を汚すことがないように心がけましょう。
まとめ
- 注文住宅のフラット35の流れは、事前審査・本申し込み・借り入れ契約・融資実行の手順
- 注文住宅のフラット35の必要書類は、本人確認書類・適合証明書・ローン借り入れ申込書・所得を証明する書類・建設費の確認書類・土地所有の確認書類の6項目の書類が必要
- フラット35を申請する時のポイントは、利用条件を事前に確認。不安な場合は公式サイト上で簡単にチェックできる
- 注意点は、変動金利と比べて金利が高いので、今後金利が上昇しなければ損をする
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