- 注文住宅のオプションを値引きするコツ
- オプション値段を抑える時の注意点
- 注文住宅の値引きしやすいオプション
をまとめました。
注文住宅のオプションを値引きするコツは?
契約直前に交渉する
注文住宅のオプションを値引きしてもらうコツは、
見積もりを出して、ある程度値段がわかってから交渉
することです。
- 間取り
- 設備
- 土地
が決まって、細かい見積もりを出すまでに、担当も相当な時間と労力を費やしています。
契約直前の段階で値引きを交渉すれば、もうあとは契約を取るのみの段階。なんとか契約をとるために値引きに応じようとしてくれる可能性が高くなります。
契約した後では、「もう決まったから」と値引きには応じてくれないことも。
値引きを交渉するときは、契約直前のタイミングを逃さないように。
複数のハウスメーカーに見積もりを
注文住宅の見積もりは、1社だけでなく、必ず複数のハウスメーカーに頼みましょう。
同じ条件でも、ハウスメーカーによって値段は変わるんですね。
- 仕入れのコスト
- 人件費
- 宣伝費
など、かかる経費がハウスメーカーによって異なるからです。
各社に見積もりを出してもらえば、
- プランでのより適正な価格がわかる
- 競争してもらうことで、値引きしやすくなる
といいことばかり。
「材料が△△メーカーのものよりもグレードが低いのに、値段が高いのはなぜですか。」
などと交渉しやすくなり、総額を下げられることがありますよ。
注文住宅の契約は1社のみで先を急ぐのではなく、複数のハウスメーカーに見積もりを出して比較しましょう。
希望するオプションはすべて伝える
ほしいオプションは、とりあえず先に全部伝えておきましょう。
本体価格の値引きがむずかしくなった時、オプションのサービスで対応してくれることがあるからです。
ハウスメーカーにとっては、本体価格を値引きするよりもオプションを値引きしたほうが、損失が少なくてすみます。
たとえば
「あと100万円値引きしてください」
と伝えると、ハウスメーカーはそのまま100万円損してしまいます。
でも、キッチンや太陽光パネルなど
「100万円分のオプションをサービスしてください」
と言われた場合、ハウスメーカーが損をするのは仕入れ値分だけになります。
また、
- 造作棚をつける
- 床暖房を設置する
など大工さんの延長工事の範囲なら、後付けのものよりサービスしやすくなります。
オプションのサービスは契約金の総額はかわらないので、見積書をそのつど作成する必要もなく、担当も上司にも話を通しやすいんです。
あらかじめ希望するオプションを伝えておけば、本体価格の値引きがムリでも、「代わりにこのオプションをサービスしますよ」などと提案してくれることがあるってことですね。
オプション値引きしすい時期をねらう
決算期には少しでも契約をのばそうと、なんとかオプションの値引きをがんばってくれます。
いつもな、ら値引きをほとんどしないハウスメーカーでも、
「今月中に契約してくれるなら」
と交渉に応じてくれるケースもありますよ。
またハウスメーカーは、夏に契約数が伸びなやむ傾向にあります。
暑くてだれもが外に出たがらないため、新規に訪問してくれる客が少ないからです。
やはり、その時期の契約をのばすため、オプションの値引きが期待できますよ。
注文住宅のオプション値段をおさえる時の3つの注意点
上乗せされている部分があることを知る
ハウスメーカーは見積もりを出すときに、
「値引き交渉を持ちかけてくるだろう」
と、あらかじめオプションの値引き分を、上乗せしている場合があります。
最初から安い見積もりを出すよりも見栄えがよく、「高いけれど大幅に値下げしてくれた」と相手に思わせられるから。
特に、大手のハウスメーカーでは、
- 宣伝費
- 人件費
が多く上乗せされているので、値引きに応じてくれるケースが多いです。
逆に、値引きをしてもらわないと、ハウスメーカーの利益が大きくなり、顧客は損をすることに。
でも、地元の工務店など、ぎりぎりの人数で経営して宣伝費もほとんどないところでは、値引きは難しいと考えましょう。
ムリな値引きをしない
ムリな交渉をすると、家の質が落ちてしまう可能性があります。
値引きの帳尻をあわせるために、
- 工期を短くしたり
- 下請け業者の人件費を削ったり
- 材料の質を落としたり
しなければならないからです。
欠陥住宅につながりかねません。
値引きの目安は、本体価格の8~10%を目安にして、ムリな値引き交渉はさけましょう。
それよりも
- 不要なオプションをやめる
- 間取りをシンプルにする
- 施主支給にする
など家にかかる費用自体をへらしていきましょう。
安心して家づくりを進められます。
合意した後ににむし返さない
いちどその価格に納得、合意したのであれば、
「やっぱりもう少し値下げを…」
と、また交渉してはいけません。
- マナーの悪い客であると思われる
- 信頼関係を損ねる
かもしれません。
最悪、契約を拒否されるおそれもあります。
たとえ口頭だとしても合意したなら、その価格できちんと契約しましょう。
最後にポイントとしては、
- 最初から値引きの話をしない
検討の初期から、オプションの値引きの話を出すと、
値段もハッキリせず交渉できない
「値引きありきの客である」と思われる
ので、親身に話を聞いてもらえなくなるかもしれません。
注文住宅の値引きしやすいオプション
水回りをグレードアップするためのオプション
ハウスメーカー提携の水回りメーカーから選ぶため、値引きしやすい
家を建てるときは、ハウスメーカーと提携している数社の中から、水回りメーカーを選ぶケースがよくあります。
提携している水回りメーカーであれば、商品を数多くハウスメーカーが販売してくれているので、価格をかなりおさえてハウスメーカーに流通できます。
そのため、水回りをグレードアップするためのオプションも、値引きしやすくなるのです。
具体例として、
- システムキッチンにビルトイン食洗器をつける
費用目安:約10万円~
家族の人数が多いご家庭では、食器洗いってけっこうな重労働になりますよね。
食洗機があれば食器洗いがグンと楽になり、節水効果も期待できます。
- お風呂のシャワーヘッドを手元スイッチつきにする
費用目安:約1万円~
シャワーヘッドの部分にスイッチがあれば、かんたんにシャワーを出したり止めたりできます。
お湯の出しっぱなしがなくなりますよ。
- タンクレストイレにする
費用目安:約15万円~
便器のうしろにある手洗い部分がなく、別につけた手洗いカウンターや洗面台で手を洗います。
すっきりしたデザインで圧迫感がなく、凹凸が少ないので掃除もしやすくなります。
室内の設備に関するオプション
大工の工事の延長だから値引きしやすい
内装工事の時、大工に施工してもらうオプションは、あまり人件費がかからないため値引きしやすくなります。
具体例として、
- 造作棚をつける
費用の目安:約20万円~
造作棚とは家に作り付けられた棚のことです。
家の間取りや収納するものにあわせて、
- サイズ
- テイスト
をオーダーメイドできるので、部屋と一体化されて統一感がうまれます。
特注で家具職人のかたが手作りするようなものは、値引きはむずかしいでしょう。
- エコカラットを貼る
費用の目安:約3万円~
エコカラットとは、部屋の湿度を調節してくれる壁材です。
ニオイも吸着してくれるので、リビングのほかに玄関などニオイが気になる部分に取りつけるのがおすすめ。
デザイン性があるので、インテリアのアクセントとしても楽しめます。
- 室内用の物干しをつける
費用の目安:約2万円~、昇降式なら約4万円~
雨の日だけでなく、花粉症の時期にもあると便利なのが、部屋干しのためのオプションです。
浴室乾燥機を使うご家庭もありますが、洗濯物の量が多いと全部は干しきれない場合も。
部屋干しできるスペースがあると、とても助かりますね。
電気工事に付帯するオプション
電気屋の工事の延長だから値引きしやすい
コンセントの設置や照明器具の取りつけなどの、電気屋さんの工事のときにあわせて施工してもらうオプションもまた、値引きしやすくなります。
電気屋が商品を安く仕入れられるなどの理由のためです。
具体例として、
- 人感センサーライトをつける
費用の目安:約3万円~
暗い中で帰宅したときに玄関やろうかのスイッチをさがさなくても、人感センサーライトがあればパッと電気がついてくれるので便利。
トイレにつけると、使ったあとの消し忘れがなくなりますよ。
また、防犯の面から、玄関ポーチに設置するご家庭もあります。
家の前の道路を人が通ったときに、電気がついて明るくなるため、セキュリティが強化できておすすめ。
- スマートドアにする
費用の目安:約10万円~
カードキーやリモコンキーをつかって、玄関の鍵を開け閉めするドアです。
- かばん
- 洋服のポケット
の中に鍵を入れておき、ボタンを押すだけで開閉できるタイプも。
- 子どもを抱っこしていたり
- 大きな荷物を抱えている
ときにとても便利。
ピッキングされにくいので、防犯上からもおすすめ。
金額の大きいオプション
個別での見積もりが必要だから、値引きしやすい
太陽光パネルは、周辺機器がいろいろとあり、さらに別途足場の工事なども必要。
そのため、周辺機器や付帯作業の1つ1つに対して、別途見積りを出してもらうことに。
太陽光パネルの見積もりでも、値引き分をあらかじめ上乗せしていることがあります。
やはり、あとから値引きをしたほうが、お得感を出せるからです。
具体例として、
- 太陽光パネルを設置する
費用の目安:約150万円~
太陽光をエネルギーにして電気を作る発電システム。
電気代が節約できるだけでなく、あまった電気を電気会社に売って収入を得ることもできます。
- エネファーム
費用の目安:約100万円~
家庭用のガスを使って電気やお湯をつくる、家庭用の燃料電池のことです。
つくった電気はそのまま家庭でつかえるため、電気代を節約できます。
まとめ
- 注文住宅のオプションの値引きはタイミングが肝心
- 希望するオプションをあらかじめ決めておく
- 必要以上の値引きは家の品質にひびく可能性も、マナーを守って交渉する
- 各オプションについての内容や値段の相場を知り、妥協できるものとを考える
オプションの値段を抑えるなら、複数のハウスメーカーに見積もりを取ることが欠かせません。
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