注文住宅をホテルライク仕様の家にしたい!
お洒落で憧れるけど、具体的にどうしたらホテルライク仕様の家になるのか見てみよう!
  • 注文住宅をホテルライク仕様の家にしたい時のコツと注意点
  • 注文住宅をホテルライクにした人の失敗談
  • 理想のホテルライク仕様の家にする時のコスト例
  • ホテルライク仕様の家づくりを安くするためのポイント
  • 後悔しないためのホテルライク仕様の注文住宅づくりに必要なこと

をまとめました。

注文住宅をホテルライク仕様の家にしたい時のコツ

無垢材やタイル素材の床で贅沢な空間を演出する

高級感のあるホテルや旅館は床材にこだわっているところが多くはないでしょうか?

床は家の中の大部分を占める空間です。フローリングではなく、無垢材を使って温かみのある空間にしたり、タイルで高級感のあるイメージに仕上げたりすることでホテルライクな家に近づきます。

 

家の中の色を統一する

例えば白と黒のモノトーンで床、壁、ドア、家具などの色を揃えると、落ち着いたシックなイメージの家になります。木材をふんだんに使った家ならば、まるで森の中の別荘かのような空間ができます。

カーテンやキッチンの色なども含め、家の中の色を3色までで揃えるとまとまりのある空間作りができ、お洒落な空間ができあがります。

 

天井の高さと素材を変える

天井高を変えることによって、ホテルライクな理想の家に近づけることができます。

視界が広がり、ゆったりとした空間になります。反対に、天井高を下げると落ち着いた空間を演出できます。

また、天井は普通の壁紙ではなく木目調にしたり、あえて梁を見せる天井にしたりすることで、少し格上げした空間になります。

 

照明にこだわる

シンプルな見た目のダウンライトを採用する人が増えていますが、ホテルライク仕様の家にするなら、照明にこだわるのもコツの1つです。

ソファやテーブルがシンプルなものでも、照明によって部屋の雰囲気はガラッと変わります。キッチンやダイニングにペンダントライトを入れるだけでも、印象的に。間接照明を使って天井や壁に光をあてると、やわらかく落ち着いた雰囲気作りができます。

 

デザイン性が高いアートや置物を飾る

シンプルな空間に目立つアートや置物があると、一段とホテルライクに近づきます。ホテルや旅館の部屋にアートや置物が飾ってあるイメージです。

部屋のポイントとして使用するため、数はあまり多くない方がいいでしょう。

ホテルライクな新築での生活に向けて、お気に入りの飾りを見つけてみてもいいですね。

 

ホテルライク仕様の家にしたい時の注意点

生活感を出さないため収納を多めに作る

収納

ホテルライクな家と言ったら、シンプルでスッキリとした空間が印象的。せっかくシンプルな家作りをしても、見える部分に物が溢れてごちゃついていると見栄えがよくありません。

家をホテルライク仕様に仕上げたいならば、収納を多めに作って普段生活するスペースには物を出さないようにするといいでしょう。見せる収納だとどうしても生活感が出てしまうので、見せる収納ではなく、隠す収納の方が空間がスッキリと見えます。

 

空間を広くすると空調が効きづらくなる

吹き抜けがある家や、広いLDKなど開放的な空間はホテルライクな家作りの参考にされています。

しかし、空間が広すぎると冷暖房の効きが悪くなるので注意してください。

エアコンの場合、実際の部屋の広さよりも大きい部屋に対応した製品を選ぶ必要があります。もしくはエアコンともう一つ冷暖房器具が必要になる可能性があります。

 

インテリアを統一しないとちぐはぐな印象に

以前住んでいた家から持ってきた家具を使用すると、イメージと合わないことがあります。

家の中をモノトーンでまとめているのに、ソファーはグリーン、カーテンがブラウンなど、インテリアの色がカラフルになればなるほど、ホテルライクな家から離れていってしまいます。

また、キッチンや洗面台を高級感のある雰囲気で仕上げていても、家具がカントリー調などで統一されていないとちぐはぐな印象が生まれてしまいます。

インテリアは上手に統一しましょう。

 

注文住宅をホテルライクにした人の失敗談

整理整頓が苦手な人には向いていないかも

整理整頓

生活感を出さずにスッキリと暮らすのがポイントの1つですが、こまめに掃除や整理整頓をしなければ、その状態は保てません。

整理整頓が苦手な人は、毎日綺麗な状態を保つのを苦痛に感じてしまうこともあります。

暮らしやすい家かどうかは大切な基準なので、自分の性格や生活習慣を今一度考える必要がありそうです。

 

こだわりすぎて予算オーバー

上質な床材、機能性が高いキッチン、大きなカップボード、広い浴槽など、家の中全てを憧れのホテルライクの家にするにはコストがかかります。思っていたよりコストがとても高く、驚く人も少なくありません。

全て叶えようとすると、どうしてもコストがかかってしまうものです。譲れないポイントが多い人は、予算オーバーの状態で契約する人が多いようです。

 

外構にかける費用が少なかった

「外構って何?」
庭、植栽、塀や門、アプローチ、車庫など、建物周り。

家の中や外観にコストをかけて満足いく家が完成したとしても、最後に外構工事が残っています。外構工事は少なくとも100万円見積もっていると良いですが、お洒落な外観にこだわりたいなら金額は上がります

門柱や植栽を立派にしたり玄関までのアプローチを作ったり、外構もホテルライク仕様にすると、統一感が出ますよね。

外構にかける費用が少なく、地面が土の状態で雑草が生えていると、ホテルライクな家の良さも半減してしまいます。外構にかける費用も多めに残しておきたいところ。

 

理想のホテルライク仕様の家にする時のコスト例

コスト例

  • 浴室をサイズアップで約15万円

浴室

浴室には1坪タイプ・1.25坪タイプとありますが、0.25坪広くすると約15万円のコストがかかります。

1.25坪タイプの浴室にすると、洗い場がゆったりとして、家族で入れるなど使い勝手がよくなります。

また、浴室を広くするとワイド浴槽が選べるので、湯船にゆっくり浸かりたい人は浴室をサイズアップし、ホテルのようなお風呂作りをしてみてもいいかもしれません。

 

  • 無垢材は30坪でおよそ30万円

無垢材は木の種類によって値段の幅が大きいですが、平均すると合板フローリングの2倍の価格になります。

例えば

  • 一坪5000円の合板フローリングだと、30坪で15万円

無垢材が2倍の価格だとすると、一坪10000円で、30坪で30万円です。

  • 一坪30000円の無垢材であれば30坪で90万円

安い無垢材であれば30坪30万円以下で使用可能です。

 

  • カップボードが約30万円

ホテルライクの部屋を目指すならば大容量の収納は必須項目。食器類や食材も全て見えない位置に収納するならば、カップボードが活躍します。

キッチンと同じメーカーでカップボードを揃えると、横幅180㎝の収納と吊戸棚で約30万円です。広めのキッチンで、もっと大きな収納が必要となれば30万円以上のコストがかかります。

 

安くするためのポイント

設備関係は標準使用のものを選ぶ

キッチン、お風呂、洗面台、トイレなど家の設備関係はハウスメーカーの標準のものを付けるのが、コストダウンのポイントです。オプションを付けると万単位でどんどんコストが上がっていきます。

設備関係は標準仕様の製品でも十分不満なく使える範囲だと思うので、その分こだわりたいポイントにコストをかけることをおすすめします。家全体の価格として見ると、コストが安くなることがあります。

 

寝室のみ挑戦する

家自体に大きなコストをかけられない場合は、どこかの部屋だけホテルライク仕様にすることで、コストを安くできます。

寝室は毎日使う場所ですし、眠るための部屋なので最もリラックスしたい部屋ではないでしょうか。来客の目に触れない場所なので、自分好みのインテリアを試せる場所でもあります。

広めのベッドでピンと張ったシーツ、枕元には優しい間接照明など贅沢な空間を作ってみてはいかがでしょうか。

 

外構をDIYする

外構業者に頼むとコストが上がりますが、自分でやれば大幅なコストダウン。特に外構は自分でできる範囲も広いため、DIYできる場所はやってみることで費用を安くできます。

植栽を植えたりアプローチを作ったり、砂利を敷くこなど、ホームセンターで簡単に材料が手に入るため、ゆっくり時間をかけながら外構を作っていくのも楽しいですよ。

 

後悔しないためのホテルライク仕様の注文住宅づくりに必要なこと

  • ホテルライクのイメージをしっかり固める

様々な雑誌や写真を参考にし、どんな雰囲気にしたいかよく考えておきましょう。

濃いブラウンやブラックを基調とした落ち着いた雰囲気、白を基調とした洗練された空間、木目調を活かした温かみのある部屋など、テーマを決めておくといいですね。

イメージがしっかりしていると、家具や家電選びの際も色や雰囲気に関して迷うことがなくなります。設計士さんにも伝えやすいです。

 

  • こだわるところと妥協するところを決める

豪華な空間を演出しようとすると、どうしてもコストが高くなりがちです。

そのため、絶対に譲れないポイントを決めておきましょう
LDKを絶対にホテルライクにしたい人は、2階は全て標準仕様で作ったり間取りの広さを調節したり、どこかに妥協する場所が出てくるかもしれません。

希望の家が建てられるのが一番ですが、取捨選択して予算内で建てられる家作りも大切ですよね。

 

まとめ

  • 注文住宅をホテルライク仕様の家にしたい時のコツは、床や天井の材料にこだわり、自分のイメージに合った空作りを
  • 家の中の色を3色までにするのも、スッキリした空間作りのポイントに
  • 生活感を隠すために収納の数を増やしておくこと。ごちゃつかず物が少ない方がホテルライクの家を再現できる
  • こだわりすぎで予算オーバーし、失敗した人もいる
  • 床材を無垢材にすると30坪の家で約30万円。一般的に合板のフローリングの2倍のコスト
  • 安くするためのポイントは、設備関係にはオプションを付けず標準仕様のものを使うこと。その分床材やインテリアの費用に回すことができる
  • 自分の中でホテルライクのイメージを固めて置くことが必要。雰囲気を掴んでおくと設計士さんにも話がしやすく、家具選びで困らない

 

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