- 注文住宅で天井を高くする費用の目安
- 注文住宅で天井を高くする費用を安くするコツ
- 天井を高くするメリットデメリット
- 注文住宅で天井を高くする時の注意点
をまとめました。
注文住宅で天井を高くする費用の目安は?
吹き抜けを作る場合
- 坪単価約50万円
一番天井が高くなるのは、吹き抜けを作る方法です。リビング部分を2階まで吹き抜けにするだけで、抜群の開放感が得られます。
吹き抜けの坪単価は、家の建築費用にかかる坪単価とほぼ同等の金額になります。吹き抜けを作るのには手間がかかるためです。天井高をあげる方法の中で、費用が一番かかるのが吹き抜けです。
勾配天井の場合
- 坪単価約40,000円
勾配天井とは、屋根の部分まで天井を上げている天井のことです。屋根の形に沿う形になるため、勾配天井と呼ばれています。平屋や2階リビングの家でよく採用される天井です。
勾配天井はほとんどのハウスメーカーで対応可能です。工事の際に家の内部にも足場を組んでクロスを貼る必要があるため、費用は坪単価約40,000円ほど。リビングダイニング部分の12畳だけ勾配天井にする場合は、約23万円プラスになります。
まるで吹き抜けのような、広々とした空間作りに役立ちます。
小屋裏を利用する場合
- 6畳分で約30万円
リビング部分の上に小屋裏を設け、天井を高くする方法です。小屋裏の高さが1,400㎜のため、リビング部分の天井高は元々の2,400㎜+小屋裏の高さを差し引いた1,000㎜で3,400㎜となります。
吹き抜けの半分の高さのため、ハーフ吹き抜けと呼ばれることもあります。小屋裏は、スキップフロアや蔵と呼ばれることもありますが、採用していないハウスメーカーもあるので確認してみてください。
単純に上に一部屋増える計算になるため、リビング部分の6畳を高くする場合、費用は約30万円です。
天井の高さを全部高くする場合
- 坪単価約20,000円
天井の高さは一般的に2,400㎜の高さが採用されていますが、天井の高さを全体的に10㎝~30㎝ほど高くする方法があります。ハウスメーカーによっては対応していない場合もあるので、事前に確認必須です。
あるハウスメーカーでは坪単価20,000円で天井高のサイズが変更できます。例えば、18畳のLDK全体の高さを変更する場合、約20万円のオプション代金で対応可能です。もちろん、ハウスメーカーによってオプション費用は変わるので、目安として考えてくださいね。
新築の際は他にも費用がかかるため、なるべく価格は抑えたいところ。天井高を安くするコツをご紹介します。
注文住宅で天井を高くする費用を安くするコツ
天井高を上げる範囲を狭くする
天井高を上げる範囲が広くなるほど費用は高くなるので、一定の場所だけ天井高を上げてみてはいかがでしょうか。
LDK全体の天井高を上げるのではなく、リビング部分が高くなるだけでも、視覚的に開放感が得られます。なるべく費用を抑えたい人にはおすすめの方法です。
天井高を10㎝上げる
たった10㎝の高さでも、空間で捉えると開放感が増すので、対応しているハウスメーカーであればぜひ検討してみてください。
吹き抜けや勾配天井のような見た目にはなりませんが、広さを感じる上では、たとえ10㎝の高さでも問題はありません。
始めから天井が高いハウスメーカーを選ぶ
ほとんどのハウスメーカーが、標準の天井高に2,400㎜を採用していますが、最近では標準で2,600㎜や2,700㎜の天井高を採用しているハウスメーカーがあります。
他では天井高を2,600㎜にあげるのもオプション価格になりますが、始めから標準の高さであれば追加費用を支払う必要がありません。高さのある天井を標準採用しているハウスメーカーを選ぶのも、1つの手ですね。
天井高を上げるのには多少なりとも費用がかかりますが、次で紹介するメリットとデメリットを比べて判断してみてください。
注文住宅で天井を高くするメリットデメリット
良い面
部屋が広く感じられる
天井が高いと空間を広く感じる効果があります。ハウスメーカーの展示場などは、天井が高く作られていることも多いので、広く感じた人もいるのではないでしょうか。
30㎝高くするだけで印象が変わるので、LDKの広さをあまり取れない人は天井高をあげることをおすすめします。
開放感がある
天井が低い家と比べると、視界が広く圧迫感がなくなり、ゆったりできるのも特徴の1つです。
開放的な空間でリラックスして過ごせます。
明るい部屋作りが可能
天井高が高ければ、高い位置に窓を取り付けたり、サイズの大きい窓を取り付けることが可能です。
一般的な窓よりも多くの光を取り込めて、日中は電気をつけなくていいほどの明るい部屋作りができます。
小上がりスペースも圧迫感無し
リビングに隣接した和室を作る人が増えています。和室を小上がりにすると、腰掛けられたり下に収納を作れたり、便利なことが多いのです。
天井高が一般的な高さだと、小上がりのスペースだけ天井が低く感じられ、見た目も少し圧迫感が。天井高を高くすることで、小上がりスペースの天井が低いと感じることはありません。
悪い面
空調が効きにくくなる
吹き抜けと同様、天井高をあげて空間が広くなることで、冷暖房の効きが悪くなります。
空調が効きにくいと、光熱費アップに繋がってしまいます。
明器具の掃除、交換が大変
天井高が高いと、掃除や照明の交換の際に手が届かず不便です。
柄がついたモップや脚立の準備が必須となります。
カーテンが特注品に
天井高に合わせて大きな窓を設けると、既製品のカーテンではサイズが合わないこともあります。
特注で作ることになると、オーダー品になるためカーテン代に費用がかかります。
注文住宅で天井を高くする時の注意点
いくつかのハウスメーカーを比較する
坪単価が各ハウスメーカーで違うように、天井高を高くする費用も各社異なります。
あるハウスメーカーで坪単価20,000円でできると言われても、地元の工務店では約半分の費用でできるなんてことも。
1つのハウスメーカーに絞る前に、「天井高を高くするならいくらかかるのか」事前に確認しておきましょう。
光熱費についても考える
空間が広くなると空調の効きが悪くなるため、部屋を早く冷やそう(暖めよう)として、光熱費がかかります。
天井高を上げる費用もですが、光熱費は住み始めてから毎日ずっと続くものなので、光熱費も意識して天井高について考えてみてください。
まとめ
- 注文住宅で天井を高くする費用の目安は、一番費用がかかるのが吹き抜けで坪単価約50万円、一番低価格なのが天井を10㎝高くする方法で、坪単価は約2万円
- 注文住宅で天井を高くする費用を安くするコツは、天井高を上げる範囲を狭くし、高さも上げ過ぎないこと
- 注文住宅で天井を高くするメリットは、部屋全体に開放感が出て広く感じられること。デメリットは、空調が効きにくくなり、照明の掃除や交換が大変になること
- 注文住宅で天井を高くする時の注意点は、いろいろなハウスメーカーを比較して天井高を上げる際の費用を確認すること
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