庭づくり

注文住宅の庭づくりで後悔したことは?
実際に後悔した例と、失敗しないために気を付けることをまとめたよ!
  • 注文住宅の庭づくりで後悔したこと
  • 注文住宅の庭づくりでまわりのリアルな失敗談
  • 注文住宅の庭づくりで失敗しないためのコツ
  • 注文住宅の庭を検討してる人が気をつけるべき点

をまとめました。

注文住宅の庭づくりで後悔したことは?

  • 手入れが思った以上に大変

手入れ
家とは違い、木や花は生きています。定期的にメンテナンスすることを頭に入れておかないと、後悔することになります。

緑のある庭は、家の外観に合わせて計画することもあり、完成した当初は、素敵な庭になりますよね。
でも月日が経つと…

  • 木が枯れてしまう
  • 逆に、大きくなりすぎてしまう
  • 雑草が生えてくる
  • 芝生が枯れる・まだらになる
  • 花や木に虫がつく

など、人の手で植えた植物は、世話をしなければ、どんどん荒れていきます。

 

庭仕事が好きな人は、雑草を取ったり、花に水をやったり、大きくなってきた木をせん定するのが苦ではないでしょう。

でもそうではない、自信のない人は

  • 5年後、10年後、本当に自分が手入れできるか
  • 庭を手入れしてもらう業者を呼ぶ余裕が持てるか
  • 管理が楽な庭にできないか

など検討してから植物を植えた方が、後悔しません。

人工芝や防草シートなどを上手く取り入れると、管理が楽な庭になります。

 

  • フェンスのつけ方で後悔

外から見えづらいように、高いフェンスを選んだけど、ここにも後悔ポイントが。

  • 子どもが登ってしまって危ない
  • 圧迫感がある
  • 家の見た目とのバランスが悪い

などが、フェンスを付けたあと後悔する点です。

 

フェンスは、外からの視界をさえぎることや、防犯の役割があります。
防犯・デザイン性・プライバシーの3つのバランスが取れたフェンスを選びましょう。

手入れがまめにできる人は、木やツタ性の植物を利用して、生垣にする方法もあります。

ただし、定期的なせん定や、落ち葉掃除が必要です。メリット・デメリットをよく検討してから設置しましょう。

 

  • ウッドデッキで後悔

ウッドデッキ
ウッドデッキを付ける前に、しっかり計画しなかったことが後悔に繋がります。

庭につけたウッドデッキで、バーベキューや、お気に入りの椅子でくつろぎたいと考えて付けても

  • 広さが微妙に狭い
  • 外からの視線が気になる

などの理由で使わなくなると、もったいないですよね。

ウッドデッキを取り付ける位置・広さで失敗しないように注意が必要です。

 

また使われる材料をよく考えず、ウッドデッキ自体が傷みやすかったことで、後悔する声もあります。

  • 天然木 ― ソフトウッド、ハードウッド
  • 人工木 ― 樹脂+木粉

の2つがあり、天然木の中でもソフトウッドは、手入れをしないと1,2年で腐ってしまいます。

特に雨に濡れる場所は傷みやすいです。せっかくコストをかけて付けたのに、数年でボロボロになってしまったら切ないですよね。

メンテナンスする自信がない人は人工木にするか、取り付け自体を考え直す方が良いかもしれません。

 

  • 物置をつけず後悔
  • 自転車
  • アウトドア・スポーツ用品
  • 園芸用品や脚立

など、外で使うものを置く場所を作らずに、後悔する人もいます。

家の外で使うものは意外にたくさんあり、特に子どもが小さいうちは、外遊びをする機会も多いのでモノも多くなります。
車に積み込むことも考えると、外で使うものは中に持ち込まずに、庭に収納する場所があれば便利ですよね。

 

  • 屋外コンセント・水道で不便な思いをする

水やり
せっかく付けたけれど、設置場所と使いたい場所が離れている場合、使いづらくなり後悔のもとに。

庭で、バーベキューや庭仕事、洗車をしたいと考える人には、コンセント・水道は必須です。

でも場所をよく考えずにつけてしまうと、延長コードやホースをつなげなくてはいけなくなり、不便な思いをします。

今はホームセンターなどで、巻取り式の便利な延長ホースが売っています。
けれど、水道の位置によって屋根のない場所だと、道具類が雨にあたってしまい、劣化も早くなります。

雨が当たらない位置に、水道を設置できないかも検討してみてください。

 

注文住宅の庭づくりでまわりのリアルな失敗談

庭の広さに後悔

狭い庭

住宅街で分譲された土地は、広い庭を作ることは想定されていないため、家庭菜園や庭作りを楽しみたい人には狭く感じるかもしれません。

「庭作りは土地選びが肝心」といえるほど、土地決めは重要な要素ですよね。
自分のやりたいことは何かを、十分に考えてから、家を計画したいですね。

 

植えた植物で後悔

庭に好きな植物を植えられるのは、素敵なことですよね。でも植物は色々な種類があり、奥が深いです。

中には、庭に植えるには不向きな植物や、相性の悪い植物同士もあります。植える時には、植物について下調べをして、よく計画した方が良いですね。

 

思うような庭にならない

荒れた庭

植物たちが、思うような形で育たず失敗した…と思うことも。

庭に植えるのは生きた木や花、野菜。人間の思った通りに成長してくれないこともあります。

でも、その過程を楽しむのも庭作りです。
それぞれ適切に肥料や水やりをして、手入れをすることで理想の庭に近づけることも、楽しみのひとつです。

 

注文住宅の庭づくりで失敗しないためのコツ

庭でしたいこと、目的を考える

「庭をどんな風に使いたいか」を考えることが、失敗しないために一番大事です。

  • 使う庭(実用的な庭) ― 家庭菜園、子どもの庭遊び、バーベキュー
  • 見る庭(観賞用の庭) ― ガーデニング

どちらに重点を置くかで、庭作りは大きく変わります。

例えば、分譲された土地で、広さはそこまで大きくなく、主に家庭菜園で使いたい場合。

好きな木が何種類かあって植えたとします。
木は、根を伸ばしてどんどん大きくなるので、木が順調に大きくなったとすると、だんだんと畑を耕せるスペースが狭くなってしまいます。

結局、数年後に木を切るか、作る野菜の種類を諦めるか、どちらかを選択しなければなりません。

 

自分が庭で何をしたいか、将来どんな風に使いたいと思っているかの優先順位を決めておくと、後が楽です。
プロに造園を任せる時でも、自分のやりたいことをきちんと伝えることが大切です。

 

住宅とのバランスをトータルで考える

家と外のバランス
家と庭をバラバラに分けて考えるのではなく、トータルで一つのものと考えて計画すると良いです。

家は家として考えてしまうと、家の建築で予算を使い果たしてしまい、庭にまで回らなくなってしまいます。

家は家、庭は庭と分けて考えず、設計の段階で、家の中と外の繋がりや、建物の外観と庭のバランスが良くなるように、プロと一緒に考えてみると良いですね。

 

一度に全部完成させない

一気に庭を完成させてしまうと、イメージと違った場合、やり直すことは大変になります。

また、庭づくりは材料費、人件費や重機代がかかり、予算オーバーになりがちです。
庭に作りたいものが複数ある場合、一度に完成させるには、かなりのお金がかかります。

入居する日までに全て完成させずに、余白を残しておくやり方もあります。

新しい家に住み始めてから、やってみたいことが分かることもありますよね。
その時庭が完成していたら、すでにあるスペースでやりくりするしかありません。

けれどまだ完成していない庭なら計画から始められますよね。

庭作りは過程を楽しむものです。花壇やウッドデッキをDIYしたり、苗木を植えて育ててみるのも面白いです。

 

ライフスタイルに応じて変えられる庭に

住む人の年齢によって、庭でやりたいことは変化しますよね。

例えば

  • 小さな子どもがいる場合は砂場やプールで遊ばせたい
  • 小学生くらいの子がいる場合、食育のために庭で野菜を育てたい
  • 子が巣立った大人は余裕があるので、花や野菜を育て、池も作ってメダカを飼いたい

など、ライフサイクルによって、庭の使い方を変えたい人もいますよね。

そういう人は「使う庭」として計画しつつ、適度に余白が残るように計画しておくと後悔が残りません。

 

注文住宅の庭を検討してる人が気をつけるべき点

隣地とのトラブルを防ぐ

隣地
庭は隣の敷地や、公共の道路と接する場所です。使い方や見え方に配慮しないと、トラブルの元になります。
木を植える際や、生垣にしたい場合は、枝や葉が敷地を超えないように、こまめにチェックしないといけません。

また、生ごみでたい肥を作って家庭菜園の肥やしにする場合や、除草剤を使用する場合には、隣地にも少なからず影響を与えてしまう可能性があります。よく配慮しないと、ご近所トラブルの原因になってしまうことも。

近隣に良くない影響はないか?外から丸見えになり、気まずくないか?など、よく検討してから庭作りを計画すると良いですね。

 

咲く花の季節を考える

せっかく花や、花をつける木を植えても、咲く季節があることを忘れていると、寂しい庭になってしまいます。

春には桜や椿、夏にはアジサイ、秋にはキンモクセイなど、木によって花をつける時期は違います。

また、木には常緑樹と落葉樹があります。
目隠しのために木を植えるなら、通年葉が生い茂っている常緑樹を選びます。

木は植えると簡単には入れ替えられないので、自分好みで四季を楽しめる木を慎重に選びましょう。

 

排水の良い庭になっているか

水たまり
水はけの悪い庭だと、水たまりができて、コケや虫の発生する場所になってしまうので要注意です。

水はけは、庭の土質、凹凸のない整地になっているか、雨水を排水できる場所があるかをチェックしてみてください。

土質の良し悪しは、家庭菜園やガーデニングをするのにも無視できません。
砂質だと大雨の時は流れて行ってしまい、粘土質だと排水が悪い庭になってしまいます。

土壌改良しないと納得できる庭にならない場合もあるので、よく見極めて土地を選んでみてください。

 

まとめ

  • 注文住宅の庭づくりで後悔する理由は、メンテナンスの大変さと庭に設置するフェンスやウッドデッキの選択ミスが多い。
  • 家庭菜園やガーデニングをしたいなら、よく下調べをしてどの植物を植えた方がよいかプランニングすると、後悔が少ない
  • 自分が庭で何をしたいのかを明確にして、一度に完成させてしまうのではなく少しずつ作っていくと良い。
  • 植える植物をよく検討して、近隣への影響はどうかを考えて庭を作れば、トラブルになりにくい

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