- 注文住宅の床暖房の費用は?
- 電気ヒーター式とガス式のコスパの違い!どっちがお得?
- 電気ヒーター式床暖房を選ぶメリットデメリット
- 床暖房の費用を値引きするコツ
をまとめました。
注文住宅の床暖房の費用は?
- 電気ヒーター式
- ガス式
によって、床暖房のコスパが違うんですね。
それぞれ分けて、解説します。
床暖房の電気ヒーター式のコスパ
初期費用が安い
電気ヒーター式床暖房は、ヒーター内蔵の発熱パネルを床の下に敷くだけで設置できます。
特別な熱源も必要なく、かんたんに取り付けることができるので、初期費用が安く済みます。
月々の電気代が高い
電気の消費量が大きいため、導入するときは契約するアンペア数を上げる必要があります。
また、ガスに比べると電気は熱源として弱く、電源を入れてから床が暖まるまでに時間がかかります。
よって、月々の基本使用料、電気使用量が高くなります。
使い方によっては、むだな電気を消費しない
電気ヒーター式床暖房は、部分的に必要な範囲だけ暖める設定ができるんですね。
上手く使えれば、むだな電気代がかかりません。
定期的なメンテナンスがいらない
一般的に「ヒーター内蔵パネルの寿命=家の寿命」と言われているので、メンテナンスは必要ありません。
特別に熱源がいらないため、その交換費用もかからずに済みます。
床暖房のガス式のコスパ
初期費用が高い
ガス式の床暖房は設置に手間がかかります。
床下に温水用の配管を敷きつめた温水パネルを設置
↓
外の熱源で温められた温水を流す
- 設置工事が大がかり
- 専用の熱源機も必要
なので、初期費用が高くなります。
月々の光熱費が安い
ガス式の床暖房は、電気代が安くて済みます。
ガス代は当然高くなりますが、ガス代+電気代トータルでみると電気ヒーター式よりも安くなります。
長い目で見れば、ガス式床暖房はお得といえます。
電気ヒーター式とガス式のコスパの違い!どっちがお得なの?
- 初期費用を抑えるなら電気ヒーター式、月々の光熱費を抑えるならガス式
電気ヒーター式とガス式、それぞれの床暖房にかかる費用を表にまとめました。
(金額はおおよその目安)
表を見ると、電気ヒーター式とガス式で、初期費用が20万円もの差があります。
しかし、月々の光熱費は、ガス式のほうが5,000円ほど安くなります。
1年のうち11月~3月の5か月間、毎日8時間床暖房を使用した場合の光熱費は、
- 1年間で5,000円×5か月=25,000円
- 10年間では25,000円×10年=250,000円
ガス式のほうが、光熱費が安くなります。
- 電気ヒーター式は0円
- ガス式のほうは10年で30万円前後
になります。
よって
- 初期費用
- 1日8時間使用した月々の光熱費の総額
は、電気ヒーター式とガス式では大きくは変わらないと言えますね。
以上の結果から、
使用する面積が広く、長時間つけっぱなしにする人
>>ガス式のほうがお得
1日のうち短時間しか使わない、部分的にしか使わない人
>>電気ヒーター式のほうがお得
電気ヒーター式床暖房を選ぶメリットデメリット
メリット
必要な部分だけ暖められる
例えば、
- リビングの中でみんなが座るところだけ
- いつも使う一部屋だけ
- キッチンに立つときだけ
など、部分的に短時間のみでも暖めることができます。
その分、無駄に電気を使うことがなく、効率的です。
あとからでも設置できる
工事が比較的かんたんなので、万が一あとから必要になった場合も設置しやすいです。
デメリット
低温やけどの可能性がある
電気ヒーター式床暖房は、床の温度が44℃以上になることも。ずっとその上に座っていると、低温やけどを起こす可能性があります。
特に、小さい子供やお年寄りがいる家庭は、床暖房対応のラグを敷くなどして、対策を取るようにしましょう。
床が暖まるまでに時間がかかる、温度ムラがある。
熱源が電気のためガスに比べるとパワーが弱く、床が暖まるまでに時間がかかります。
また、ヒーター内蔵パネルの継ぎ目の部分は発熱しないため、冷たいままになります。
ガス式床暖房を選ぶメリットデメリット
メリット
部屋全体が暖まる
ガス温水式床暖房は、部屋全体を暖めてくれるので、どこにいても足元からポカポカ。
輻射熱:床から部屋全体に伝わる熱
自然対流:暖められた空気が上に流れること
のトリプル効果で、陽だまりのような暖かさを感じることができます。
家の中で場所による温度差が少ないので、
「リビングは暖かいけれど廊下は寒い」
「お風呂のあとに脱衣所で着替えるのがツライ」
というようなこともありません。
空気の乾燥が少なく環境にやさしい
ガス温水式床暖房があれば、それだけで十分に暖かく他の暖房機器を出さずに済みます。
そのため、
- エアコンのように空気が乾燥する
- 石油ストーブのように結露する
ということがありません。
子供やお年寄りがいても安心
子供がうっかり触って、やけどしてしまう心配もなくなります。
風が出ないので室内のホコリが舞い上がることもなく、きれいな空気が保てるのでアレルギーの子にも安心です。
また、床の温度がせいぜい38℃ほどのため、低温やけどの心配がほとんどなし。
家全体の温度が均一に保てるため、ヒートショックが起きにくく、お年寄りがいる家庭にこそおすすめです。
デメリット
床置きするものに気を付ける必要がある
家中の床全体が暖かくなります。そのため、スーパーで買ってきた食材をうっかり床に置いたままにすると、傷んでしまう恐れがあります。
ラグやソファーも、床暖房に対応したものが必要です。
定期的にメンテナンスが必要
ガス温水式床暖房の
- 熱源機
- 温水パイプ
- 不凍液
などは、10~30年ごとに定期的にメンテナンスや交換の必要があります。
また床暖房は故障しにくいとは言われるものの、一度故障すると多額の修理費用がかかります。
例えば、もし
床下のパイプが破損してしまった
↓
パイプの中を流れている温水が、床下に漏れ出てしまう
ことになります。
結果、床下に
- カビが発生したり
- 腐食したり
してしまいます。
さらに、故障に対して、アフターサービスが対象外の施工外の会社もあります。
万が一の事態のために、施工会社の保証の範囲に関しても、前もってよく確認するようにしてください。
以上、各床暖房についてのまとめると
- 初期費用を抑えたい人
- 1日のうち短時間しか使わない人
- 部分的に使いたい人
- 小さい子やお年寄りがいる人
- 広い面積で長時間使用する人
- ランニングコストを抑えたい人
注文住宅で床暖房の費用を値引きするコツ
設置する面積は、部屋全面でなくてもいい
家の中全体を暖めたいからといって部屋の全面に床暖房を設置すると、当然その分費用がかさんでしまいます。
でも、最近の家は、断熱性が高いです。そのため、設置面積を床全体の60%程度にしても、伝わる熱のおかげで十分暖かくなります。
床暖房の設置面積を必要最小限におさえれば、その分費用がかからずに済みますね。
大きな家具や空気の流れに気をつける
せっかく床暖房を設置しても、暖かい空気がうまく流れないと、効率よく部屋を暖めることができないんですね。
結果、暖房費が高くなってしまいます。
- 大きな家具をどこに置くか
- 空気が循環しやすいレイアウトになるか
- 流れをさえぎるものはないか
を、あらかじめイメージしておくとよいでしょう。
ガス会社の割引を利用する
ガス式床暖房なら、専用のプランが用意されているガス会社が多いです。
例えば、東京ガスや大阪ガスなら、
冬場にガスを一定量以上使用するとガス代が割安になるプランが。
他のガス機器(お風呂の給湯器やガスコンロなど)と組み合わせることで、さらにオプション割引も。
年間を通してかなりお得になりそうです。
ハウスメーカーで、夏を狙って値引き
特に、床暖房を強くアピールしているハウスメーカーは、夏場に多めに値引きをしてくれることがあります。
夏の暑い時期はなるべく外出をしたくないので、ハウスメーカーを訪問する人も少なくなります。その上、夏に床暖房の暖かさをアピールしても伝わりにくいですよね。
そのため、ハウスメーカーの方々は契約数を伸ばすために、いつもより多めに値引きをしてくれるケースもあるようです。
ときには「床暖房○畳分サービス」といったオプションも期待できるかもしれません。
まとめ
- 床暖房の電気ヒーター式とガス式では、初期費用と月々の光熱費が大きく異なる
- 注文住宅の床暖房のメリットデメリットを確認
- 自身の使用環境と照らし合わせる
- 条件次第で、床暖房の費用を抑えることができる
床暖房はぽかぽか暖かくて、導入すれば快適に冬を過ごせること間違いなし。
月々の光熱費も、エアコンや他の暖房器具を使うよりも安く済む場合も多いです。
一方で電気ヒーター式やガス式と、いろいろな種類があって迷ってしまいます。
各床暖房のしくみやコスパについてを理解し、生活にあった床暖房を設置できるといいですね。
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